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泌尿器科

泌尿器科 前立腺肥大症、前立腺癌、EDを専門とするクリニックです。

前立腺肥大症、前立腺癌に対するTUTRP手術では国内唯一です。
ED治療では"必ず勃つ"治療を行っています。ED治療には経口薬(バイアグラ、レビトラ、シアリス、生薬系)、VCD《陰圧式勃起補助具)、ICI(玄式陰茎海綿体内注射療法)と治療の全てを用意しています。

前立腺肥大症

前立腺肥大症
前立腺肥大症は一番内側の内腺が子宮筋腫のように腫れる病気で、良性の腫瘍です。男の子宮筋腫に相当します。

*原因
遺伝子が変化して起こりますが、前立腺は男性ホルモンで成長します。この為高齢になって男性ホルモンが少なくなると前立腺は萎縮するのではないかと考えられていた時期もありました。しかし男性ホルモンだけでなく女性ホルモンも関係しているようで、最近では加齢と共に前立腺は肥大する一方だということが判っています。肥大するスピードは人によって異なるようです。

*症状
肥大症が出来る内腺は尿道に一番近い部分ですから、肥大した腺腫によって尿道が圧迫され、圧迫症状が出ます。また前立腺は膀胱の出口にありますので膀胱の刺激症状も出ます。この圧迫症状(排尿困難)と刺激症状(頻尿等)が主な症状です。
肥大の大きさと症状は比例しません。むしろ小さい肥大症の方が症状の強い場合が多いのです。この為手術する症例の大半は小さい肥大症です。東南アジアの人は小さい肥大症が多いようですが、何故小さい肥大症なのに症状が強いのかについては未だ分っていません。

刺激症状
1:頻尿
2:排尿したい感じが急に起こる
3:時に我慢できずに漏らしてしまう
等の症状です

排尿困難
1:すぐ尿が出てこない
2:尿の線が細い
3:尿の勢いが弱い
4:最後の切れが悪い
5:終わっても未だ残っているような感じがする
等の症状です。
頻尿ははトイレに何回も行く状態を言います。夜寝ている間にトイレに何回も起きる夜間頻尿も起こります。

*診断
症状と排尿困難の程度を調べたり、直腸から直接前立腺を指で触れたり、超音波やX線、MRI等のような画像を使って診断します。
排尿困難は機械を使って1秒間に何ml排尿できるか調べる方法があります。一番勢いの良い時で1秒間に15ml以上あれば一応大丈夫です。1秒間に 15mlというのは尿の線の太さでいうと割り箸1本の太さ位です。尿の線が割り箸1本よりも細いようならあなたは排尿困難が起こっています。

*治療
前立腺肥大症の治療には薬物療法、物理療法、手術療法等があります。

薬物療法
1;α1ブロッカー
2:ホルモン製剤
3;生薬系
等があります。

1:α1ブロッカー
前立腺の中には多くの筋肉繊維があります。この筋肉の緊張をとって尿を出やすくする薬です。
ハルナ-ル、アビショット、フリバス等があります。

2:ホルモン剤
前立腺の大きさが2~3割小さくなって尿が出やすくなります。しかし止めると元の大きさに戻ってしまいますし、大きくなるのを防ぐことは出来ません。ホルモン剤といってもそう強くありませんのでインポテンスになったりするようなことはありません。
パーセリン、プロスタール等があります。

3:生薬系
漢方薬や植物由来の薬です。前立腺の周りの浮腫みを取ったり、炎症を鎮めたり、血流を良くする等の作用があります。
エビプロスタット、セルニルトン、八味地黄丸等があります。

物理療法
いろいろな熱源を使って前立腺を暖める治療です。熱源としてはマイクロ波、ラジオ波、超音波等が使われます。
1:高温度治療
2:温熱療法
等があります。

1:高温度治療
45度以下の温度で前立腺を暖める治療です。
温熱には細胞致死効果があって主に癌の補助療法として行われています。簡単に言うと電子レンジと同じ原理ですが、コンピューターで管理されていて危険はありません。一回1時間で終わります。1~2年効果が持続するといわれています。尿が出やすくなって、特に頻尿に良く効きます。
当クリニックではサーメックス前立腺高温度治療装置を使っています。

2:温熱療法
45度から70度の温度で前立腺を暖める方法です。こっちの方が高温度といわれそうですが、温熱療法のほうが後に出来たからこういう名前になったのです。70度近い高温で前立腺を暖めます。

手術療法
内視鏡手術と開腹手術がありますが、現在では開腹手術は殆ど行われていません。
内視鏡手術にはTURP(経尿道的前立腺切除術)やレーザー等の電磁波や超音波を用いた手術があります。

*TURP
内視鏡手術の中で最も良いとされているのはTURPです。当クリニックではTURPを更に高度にしたTUTRP(経尿道的前立腺全切除術)を行っています。TURPが前立腺の一部だけを削り取る手術なのに対して、 TUTRPは前立腺の内腺組織を殆ど全部とってしまいます。例えていうならミカンの皮だけを残して中身を殆ど削り取ってしまう手術です。この為前立腺癌の予防にもなりますし、前立腺癌の治療としても有効な手術法です。

*前立腺凝固、蒸散療法
レーザー等を熱源にした内視鏡手術で、前立腺の一部を切除する手術です。しかしTURPには敵わなかったようで、今では多くの施設が再びTURPを行うようになって来ています。

前立腺ガン

前立腺癌
前立腺癌は殆どが外腺に出来ます。
前立腺の癌は悪性度によって3段階とか5段階に分類されています。3段階の分類ではグレード1、グレード2、グレード3または高分化、中分化、低分化等と分類されています。前立腺の癌は悪性度の異なる癌が混ざって出来ていて一様ではありません。
この為グリーソンの分類では悪性度を5段階に分類して、2箇所の悪性度を加えて評価しています。ある部位が3の悪性度で、他の部位が4の悪性度だとすると3+4=7というように評価します。

原因
前立腺癌の原因は他の癌と同じように遺伝子の変化です。家系の中に前立腺癌の人がいる場合は約30倍癌になる確立が上がるといわれています。

予防

女性ホルモンが癌化に関係しているらしく脂肪の摂取は良くないといわれています。皮下脂肪で男性ホルモンは女性ホルモンに変わるからです。
ビタミンDの摂取は予防効果があるといわれています。その他ビタミンEやC、大豆イソフラボン、セレン等はいいといわれています。

症状
前立腺癌は殆どが外腺に出来ます。外腺は尿道から遠くにあるので排尿障害の症状は殆どありません。しかし頻尿は比較的多く見られます。

診断
1:腫瘍マーカー(PSA)
2:触診
3:生検
4:画像診断

1:腫瘍マーカー(PSA)
1980年代から測定されるようになった腫瘍マーカーで、最も癌の検出率が高いとされていて、腫瘍マーカーの優等生と言われています。
4ng/ml以下が基準値です。4以下でも癌がある場合があるので、2.5とか3を基準値としているところもあります。

2:触診
直腸から指を入れて前立腺を触ると、癌の場合固く触れることがあります。専門医によってはこれだけで分かるという人もいます。

3:生検
前立腺に針を刺して木綿糸位の組織を10本程度採って病理学的に調べる方法です。
しかし一回の生検では30%程度しか針が癌に中らないといわれています。また前立腺癌は場所によって悪性度の異なる癌が混在している癌ですから、採ってき た組織が必ずしも正確でないという問題もあります。生検で中位の悪性度の中分化癌と診断された人に全摘術をして調べたら、その63%はもっと悪い低分化癌 だったという報告もあります。

4:画像診断
超音波やCT、MRI(ダイナミックMRI)等の検査があります。これらの画像を使っても炎症等と区別が難しく正確な診断は難しいのが現状です。

治療
1:全摘出手術
2:放射線療法
3:ホルモン療法

1:全摘出手術
前立腺と精嚢腺を一緒に全部とってしまう手術です。この手術をすると膀胱の下は何もなくなってしまいますので、膀胱と尿道をつなぐ手術をします。
癌が全部取れればこれが一番完全な方法なのですが、実際は半分以上が再発するといわれています。

2:放射線療法
体の外からコンピューターで計算して照射する体外照射と、放射能を持った物質をカプセルに入れて前立腺の中に打ち込むブラキ療法があります。
ブラキ療法の場合は体外照射の2倍位の放射線をかけることが出来ます。放射線は少しでも多くかけたほうが等比級数的に効果があがります。しかし副作用の問題があって限界があります。

3:ホルモン療法
ホルモン療法は手術や放射線治療と併用される場合もあります。
女性ホルモン剤や合成の抗男性ホルモン剤等の内服薬やLH-RH誘導体の注射などがあります。
女性ホルモン剤や抗男性ホルモン剤は睾丸や副腎から分泌された男性ホルモンを打消す作用があります。LH-RH誘導体は睾丸から男性ホルモンが出ないようにする薬です。
この両方の薬を使うMABやCABと呼ばれる最も強く男性ホルモンを抑える治療が良く行われます。

前立腺炎

前立腺炎
前立腺炎には急性の前立腺炎と慢性の前立腺炎とがあります。この前立腺炎という病気はあまり知られていないと思いますが意外に多い病気で、 全男性の50%位の人が一生のうちに一回はこの病気にかかるといわれています。1995年にNIHが前立腺炎の分類を改めて、次のように分類しましたの で、それに沿って話しを進めたいと思います。
A)急性細菌性前立腺炎
B)慢性細菌性前立腺炎
C)慢性非細菌性前立腺炎
a)炎症性
b)非炎症性
D)無症候性炎症性前立腺炎

A)急性細菌性前立腺炎

細菌が感染して起こる急性の前立腺炎で、尿道や血管またはリンパ管を通ってきた細菌によって起リます。
症状としては寒気がして40度前後の高い熱がでます。また炎症で前立腺が腫れますから、真中を通っている尿道を圧迫して、頻尿や排尿困難という、前立腺肥 大症のような症状の他に、排尿痛、会陰部痛、下腹部痛等といった症状も出ます。炎症が激しい場合には敗血症にまで発展する事もあります。
急性の前立腺炎は40度前後の高熱が出て会陰部痛なども伴いますから、歩行や座位が難しくなることが多く、通常は入院して治療することになります。
細菌が感染して起こるのが原因ですから、治療は抗菌剤が主体になります。そのほか高熱のある場合は解熱剤の投与を行ったり、薬物を使った保存的な治療が行われます。

B)慢性細菌性前立腺炎
慢性の細菌性前立腺炎に関係している主な細菌はブドウ球菌や大腸菌、緑膿菌等の菌で,慢性に経過する前立腺の炎症です。急性の前立腺炎が慢性化して起こる 場合と、最初から慢性の経過をたどる場合があります。このタイプの前立腺炎は比較的少なく、慢性前立腺炎全体の10%程度しかありません。
あまり症状は強くありません.痛みは通常あまりなく、熱は微熱程度か、出ても38度以下程度の熱です。また軽い膀胱炎や前立腺肥大症のような症状が出て、精液に膿や血液が混じったりします。
急性の前立腺炎から慢性化して起こる場合も、はじめから慢性の前立腺炎になっている場合も、細菌によって起こっていることには変わりがありませんので、治療は抗菌剤を用いる事になります。
物理療法として温熱療法等も行われます。いずれにしても保存的に治療する事になります。治るまでは通常長くかかり、数ヶ月かかることもあります。

C)慢性非細菌性前立腺炎
慢性の前立腺炎の90%以上はこのタイプです。この中には通常の検査では発見できない細菌やクラミジアなどの菌を原因菌とする炎症性のものと、炎症所見の ない非炎症性のものとが有ります。その他の原因としては前立腺の結石や、尿の逆流、前立腺液の浸潤、骨盤内のうっ血なども原因ではないかと考えられていま すが、未だ原因がはっきり分かっているわけでは有りません。心理的な要因も原因の一つではないかと考えられています。
症状としては排尿困難と痛みのあるのが特徴ですが、痛みの程度はさまざまで、痛む場所もいろいろです。一番多く痛む場所は会陰部(肛門の前あたり)や鼠頚 部、下腹部等の痛みです。痛みの程度もいろいろで、なんとなく違和感があるとかむずむずするという程度から、座っていられないほど痛む場合までいろいろで す。
普通症状が出たり引っ込んだりするのが特徴で、治療しなくても自然に治る場合もあります。症状が有る期間と無い期間が交互に現れるのが普通ですが、中には症状が出たまま治らなくなったり、治ったままになったり、症状の現れ方はいろいろで、丁度うつ病の症状に似ています。
受精能力への影響についてはいろいろ意見がありますが、少し影響するようです。精子の奇形が増えたり、運動能力が悪くなったりするといわれています。
原因が分かっていませんので、確立した治療法があるわけでは有りません.何か器質的な疾患があると考えている学者もいますし、精神病の範疇で疾患を捕らえようとする学者もいます。治療はそれぞれの医者の経験に基づいて、対症療法的に行われているのが現状です。

治療
治療には薬物療法、物理療法、手術療法等があります。

薬物療法:細菌感染が関係しているという考えから抗菌剤を使う事もあります。その他痛み止めや筋弛緩剤、精神安定剤、抗不安剤、抗うつ剤、排尿改善剤、漢方製剤等が使われますが、あまり有効でない場合が多いようです。

物理療法:細菌性の慢性前立腺炎のときにも言いましたように、前立腺を高温で暖める治療が有ります。

手術療法:症状の激しい場合で、特に痛みが激しく、高齢者で子供を作る必要がないというよう な人の場合は、TUTRPを行う事もあります。TUTRPを行うと治るかどうかは断言できませんが、私は、痛みが激しく、10年20年と大学病院や大病院 を転転としていた患者さんの16人に対してTUTRPを行っています。この中には30才台の未婚の人も含まれていますが、痛みが激しく、今はとにかくこの 病気が治るのであれば可能性のあることなら何でもして欲しいという強い要望があってTUTRPを行った人達です。この16人のうち13人は完全に症状が治 りました。残り3人のうち2人は症状が少し改善しましたが、後の1人は全く改善されませんでした。
これらの患者さんから採った前立腺の組織を見ると、炎症所見のあった人は6人だけで、残りの10人のうち8人は前立腺肥大症の組織で、後の2人は前立腺の ガンでした。30歳台の人の結果も、炎症はなく前立腺肥大症という結果でした.前立腺肥大症は30歳台から始まるといわれていますので、この組織の結果は たまたま合併していただけで、慢性前前立腺炎の原因ではないと考えられました。2人の人に前立腺ガンが見つかっていますが、16人の中の2人にガンが見つ かるのはむしろ少ない位の確率で、この場合も単に合併していただけだと考えられました。。

D)無症候性炎症性前立腺炎
全く症状がありませんので、たまたま偶然見つかる前立腺炎です。手術や前立腺の生検を行った際に見つかるもので、病気としての意味はありません。

前立腺結石

前立腺結石
前立腺に結石が出来る病気です。前立腺には内腺と外腺がありますが、結石は外腺に出来ます。前立腺の分泌物が固まったものにカルシウムが沈着して出来ると考えられています。

症状
症状は特にありません。

治療
前立腺の結石は特別症状を出しませんので、治療としては何もしないで放っておいても良いものです。結石を取る場合にはTUTRPを行います。
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